B大震災記念の碑(だいしんさいきねんのひ)
 

関東大震災と中新田
 関東大震災は、大正12年9月1日午前11時58分、神奈川県中部から相模灘東部、房総半島南端にかけての一帯を震源地として発生したマグニチュード7.9の大地震でした。
 この地震は北は函館、西は広島まで人体に感じられましたが、被害が出たのは神奈川県や東京を中心とした関東一円でした。特に、東京、横浜などで大火災が発生したため、被害は非常に大きく、死者約9万1千人、行方不明約4万3千人、家屋全壊約12万8千戸、半壊12万6千戸を数えました。
 当時、海老名市は海老名村と有馬村に別れていていましたが、両村を合わせて1,393戸の戸数がありました。この内の82%の1,143戸が倒れ、死者も55人を数えました。 旧海老名地区で最も大きな被害を受けたのは中新田でした。当時、戸数は121戸ありましたが全壊110戸、半壊11戸とすべての家が被害を受け、死者も22人を数えました。
                              (えびなむかしばなし 第3集より) 
 関東大震災記念碑。この場所には、かつて八幡神社が存在しており(地元の方の話による)、震災で倒壊したと思われるこの神社の鳥居の残欠を組み合わせて造られている。

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